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ATOKダイレクト API その他 (Mac 2011 向け)

スクリプトデバッガーの使用方法

ATOK ダイレクトで使用可能な、Perl 、Ruby 、Pythonスクリプトプラグインの開発作業を補助する目的で「ATOK ダイレクトスクリプトデバッガー」を提供します。


「ATOK ダイレクトスクリプトデバッガー」は、Perl 、Ruby 、Python で作成されたプラグイ ンが正常に動作するかどうかを、標準出力、標準エラー出力を参照しながら確認すること ができるツールです。


なお、本プログラムはATOK ダイレクトが正常に動作する環境であることが必要です。

提供ファイル

atok_direct_debugger 以下のファイル
任意のフォルダにコピーしてご使用ください。

対象となるプラグインの格納

解凍して作成される、ATOKダイレクトスクリプトデバッガー.app と同階層のフォル ダ「plugin 」に、デバッグするスクリプトファイルを格納します。
※フォルダが存在しない場合は、手動で作成します。

ツールの起動

「ATOK ダイレクトスクリプトデバッガー.app 」を起動します。
このとき、「plugin 」フォルダに存在するファイルのうち"rb" または"pl"、"py" の拡張子を持つファイル(大文字小文字の区別なし)は全て、「テスト対象とするプラグイン」リストに追加されます。
このとき、対象となるプラグインが存在しない場合はメッセージが表示されます。
「plugin 」フォルダにスクリプトファイルをコピーし、「更新」ボタンをクリックすることでフ ォルダの再検索を行います。

デバッグの開始

デバッグを開始するには、テスト対象とするプラグインを選択している状態で「表記」に検 索対象としたい文字列を設定し、「実行」ボタンをクリックします。

「実行」ボタンをクリックした時に、「表記」に文字列が入力されていない場合は、次のよう なエラーを表示して実行を行いません。

実行は、以下のような動作が内部で順に行われます。

コードの正当性チェック

テスト対象プラグインが、正常にロードできるかどうかを確認します。
成功すると標準出力に「syntax ok」と表示されます。

プラグインの実行

設定された「表記」を渡しプラグインを実行します。
処理結果は内部処理されたXML がそのまま出力されます。
(XMLが出力された場合は正常に動作していると扱えます)

出力結果【OK】

出力結果【OK】

出力結果【エラー】

出力結果【エラー】
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サンプルについて

【Perl】
Samples\script_perl_sample 以下
【Ruby】
Samples\script_ruby_sample 以下
【Python】
Samples\script_python_sample 以下

ともに、任意のフォルダにコピーし、インストールすることでスクリプトプラグインが利用可 能となります。

インストール後、任意のアプリケーションを起動し、文字を入力中に入力メニューより[ATOK ダイレクト]−[すべてのプラグインで検索]または[プラグインを指定して検索]を選択することで候補ウインドウに「候補1 」「候補2 」「候補3 」「通知された表記:○」 「ATOK.com を開く1 」「ATOK.com を開く2 」が設定されます。
それぞれの候補は
「候補1」:候補のみ
「候補2」:候補とコメント
「候補3」:候補とXHTMLコメント
「通知された表記:○」:候補とコメント、確定文字列のツールチップ候補
「ATOK.com を開く1」:候補とURL 文字列のツールチップ候補
「ATOK.com を開く2」:候補とURL 文字列のツールチップ候補エイリアスあり

と設定されています。(○は入力中文字列)


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プラグインのアンインストールについて

ATOK ダイレクトプラグインをアンインストールするには、
/アプリケーション/JustSystems/ATOK/ATOK Direct/Uninstall
フォルダの
atok_direct_uninstall_tool.app
を起動します。
「ATOK ダイレクトプラグインのアンインストール」画面で、アンインストールするプラグイ ンを選択したあと「アンインストール」ボタンをクリックします。


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制限事項

スクリプトプラグインで作成したプラグインには、以下の制限があります。

  • 本API で作成したプラグインはATOK 2013 for Mac でのみ動作するものであり、将 来バージョンのATOK での動作を保証するものではありません。
  • スクリプトプラグインで設定する候補情報には、制御文字を設定できません。 候補文字列、コメント文字列、ツールチップ候補文字列には改行コードやその他の制御 文字は設定できません。
  • スクリプトプラグイン内で標準出力に文字を出力すると、正常に動作しません スクリプトプラグインでは標準出力に文字を出力しないように実装する必要があります。
  • スクリプトプラグイン内で処理中のフォーカス移動が発生すると、正常に動作しません。 スクリプトプラグイン内でフォーカス移動を伴う制御を行った場合、検索処理を中断するため、候補が表示されません。
  • スクリプトプラグインをインストールする際、メッセージが表示されます。
    「プラグインの作成元を確認できませんでした。このプラグインをインストールしますか? 」というメッセージが表示されます。
    本件は制限となります。「OK 」をクリックし、インストールを継続します。
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Update:2015.02.06