カスタムATOKとは

カスタムATOKを使って、一人ひとりに最適なATOKの入力・操作環境を作ります。
カスタムATOKには、環境設定の項目だけでなく、候補ウインドウのデザインやクラウドサービス機能の設定も含まれています。
設問形式に答えていくだけで、今までよりも簡単に、自分の使い方にあった快適で確かな操作環境を整えることができます。

自分の使い方にあったATOKの入力・操作環境を作る

• カスタムATOKの画面
• こだわりカスタム：設定項目の詳細

カスタムATOKの画面

1. かんたんカスタム

   使い方のタイプを選択するだけで設定できます。タイプは、用途や目的に応じて4種を用意しています。

   • スタンダード

     さまざまな用途で使えるオールマイティな設定です。
     クラウドサービスや校正支援を活用できる、ATOKの標準的な設定です。

   • シンプル

     入力中の情報表示は控えて、文字入力だけに集中したい人向けの設定です。
     各種ツールやクラウドサービス、校正支援の機能を無効にします。

   • ビジネス文書

     ビジネス文書や公的書類の作成に適した設定です。
     校正支援による指摘を強めにしているため、日本語として正しい文章に修正することができます。

   • カジュアル文書

     小説やエッセイ、会話文、SNSなど、自由な口語表現の入力に適した設定です。
     校正支援による指摘は控えめにしているため、自由な文体で入力することができます。

2. こだわりカスタム

   カスタムATOKで設定できる19項目を、個別に設定します。
   用途や目的に応じた質問に1つずつ答えて設定を作り上げます。

3. 初回カスタム実行前に戻す

   カスタムATOKの設定を、カスタム実行を初めて実行したときの直前の状態に戻します。

4. ［閉じる］

   カスタムATOKを終了します。

   ※ ［閉じる］をクリックするのも同じ機能です。

［こだわりカスタム］を選択すると、次の画面が表示されます。

1. カテゴリ

   設定する項目のカテゴリを、クリックして切り替えます。
   カテゴリは、［入力・変換］［校正支援］［デザイン］［ツール・クラウド］の4つです。

2. 設問画面

   画面左側の［カテゴリ］で選択した分類の設問を表示します。
   説明やヒントを手がかりに、設定をすすめていきます。

3. ［戻る］

   カスタムATOKの起動直後の画面に戻ります。

4. ［カスタム内容を確認］

   設定した内容の確認画面に進みます。

こだわりカスタム：設定項目の詳細

「こだわりカスタム」では、以下の項目を設定できます。

※クラウドサービスの設定など、無償試用版では利用できない機能の設定は、淡色で表示されます。

※環境設定に含まれる項目は、［現在の環境設定］に対して上書きで設定されます。

入力・変換

入力操作に関する10個の設定をします。

• 話し言葉をスムーズに変換できるようにしますか？

  入力したことばの表現で、話し言葉や地方の言葉での変換ができるようにするか選択します。
  話し言葉を入力しない場合は［一般］を選択します。
  地方の言葉を変換できるようにするときは、［話し言葉（地方別）］を選択し、一覧から対象の地方を選択します。

  ※［表現モード］を［文語］にしていた場合、カスタムATOKでは［一般］になります。
• 使用する句読点を選択してください。

  キーボードから句読点を入力する際、キーを押したときに（ 。 ． ）（ 、 ， ）のどちらの句読点を入力するかを選択します。

• テンキーからは必ず半角で入力しますか？

  テンキーから入力する数字を、必ず半角で入力するかしないかを選択します。

  ※［半角で入力する］を選択した場合は、確定文字で入力されます。
• 助詞から入力しても適切に変換できるようにしますか？

  助詞から文節を細かく区切って入力しても、正しい変換を行えるようにする（優先する）かしない（優先しない）かを選択します。

• ATOKインサイト（一時文書学習候補）を使用しますか？

  一時文書学習（ATOKインサイト）を使用して、推測候補を追加して表示するかしないかを選択します。

  ※一時文書学習「ATOKインサイト」は、対応しているブラウザーやアプリケーション上で文章を表示しているときに、表示している文章から一時的に語句だけを抜き出し、ATOKの推測候補として表示する機能です。
• 「今日」などのキーワードから日付に変換しますか？

  「今日」や「明日」などを変換したときに、その変換候補に日付を追加するかしないかを選択します。

• 情報ウインドウを表示しますか？

  変換候補に、同音語用例・電子辞典検索結果・連想変換候補が存在したり、校正支援機能などの解説が存在したりする場合に、情報ウインドウを表示するかしないかを選択します。
  表示する場合は、自動で表示するか、control+Wキーを押したときに表示するかを選択できます。

  ※［自動で表示する］を選択した場合は、候補ウインドウで変換候補をしばらく選択したままの状態にしていると、情報ウインドウが自動的に表示されます。
• 間違いやすい入力ミスを自動的に修正しますか？

  ローマ字入力、カナ入力に特有の入力ミスを、自動的に修正して正しい語句に変換されるようにするかしないかを選択します。

• 推測候補を自動で表示しますか？

  推測候補を自動的に表示するかしないかを選択します。

  ※［表示する］を選択すると、以前に入力した文字列や、省入力データに登録されている文字列が、先頭の読みを数文字入力すると表示されます。
• 連想変換を有効にしますか？

  連想変換を有効にするかしないかを選択します。
  ［有効にする］を選択すると、連想変換辞書として設定されている辞書を使って、連想変換の候補が表示されます。

  ※「連想変換」は、かな漢字変換中の表記に対して、類義語や言い換え表現など表記から連想されることばや表現に変換する機能です。

校正支援

入力した文章の誤りや不適切な表現を指摘するなど、校正支援に関する設定をします。
校正支援機能を使って指摘する場合は、7個の個別設定をします。

• 入力した文章の誤りや不適切な表現を指摘しますか？

  入力した文章に、誤りや不適切な表現があった場合にその内容を指摘するかしないか選択します。
  ［指摘する］を選択した場合に、本項目以下の7個の詳細項目について設定します。

  • ら抜き・さ入れ表現を指摘する

    「見れる」「食べれる」のようなら抜き表現、「終わらさせていただきます」のようなさ入れ表現を指摘する場合にオンにします。

  • 慣用句・ことわざの誤りを指摘する

    慣用的な言い回しやことわざ・四字熟語などを、誤って使用していると思われる部分を指摘する場合にオンにします。

    ［例］上や下への大騒ぎ、予防線を引く

  • くだけた表現を指摘する

    改まった文章にはふさわしくない表現を指摘する場合にオンにします。

    ［例］急いでます。

  • 重ね言葉を指摘する

    同じ意味の語を、重ねて使用している表現を指摘する場合にオンにします。

    ［例］あらかじめ予約する、従来から

  • よく似た同音語を指摘する

    見た目や印象が似ている同音語を持つ単語を変換した際に、その内容を指摘する場合にオンにします。

  • 商標・商品名を指摘する

    一般名詞とまちがえやすい商標や商品名を指摘する場合にオンにします。

  • 実在しない地名を指摘する

    実際には存在しない市や、所在地を誤認している市を変換した際に、その誤りを指摘する場合にオンにします。

デザイン

ATOKパレットや候補ウインドウのデザインに関する3個の設定をします。

• ATOKパレットを表示しますか？

  ATOKパレットを、横または縦で表示するか、表示しないか選択します。

• 候補ウインドウのデザインを選びましょう。

  候補ウインドウのデザインを、4種類の中から選択します。

  ※自動は、OS・アプリの指定に合わせて、ホワイトとダークを自動で切り替えます。
• 候補ウインドウの文字サイズを拡大表示しますか？

  候補ウインドウの文字が小さくて見づらいときは、大きな文字サイズを選択します。
  ［縮小表示］の2種類を含む、全5種類の中から選択できます。

ツール・クラウド

クラウドサービスや、イミクルなど、5個のツール機能について設定します。

• ATOKクラウド辞典検索を使用しますか？ ^*1,*2,*3

  ATOKと連携して検索できるクラウド上の電子辞典を、使用するかしないか選択します。

• ATOKクラウド推測変換を使用しますか？ ^*2,*3

  クラウド上の辞書と連携して推測候補を表示する機能を、使用するかしないか選択します。

• ATOKナントカ変換を使用しますか？ ^*2,*3

  「なんとか」に続けて入力したことばに対し、後半が一致する候補を表示する変換機能を使用するかしないか選択します。

• ATOKキーワードExpressを使用しますか？ ^*2,*3

  日々生まれる新しいことばを、新しいキーワードとして配信して推測変換の候補として追加するサービスを使用するかしないか選択します。

• ATOKイミクルを使用しますか？

  文章を参照しているときに、電子辞典を呼び出してことばの意味を調べる、ATOKイミクルの機能を使用するかしないかを選択します。
  使用する場合は、ATOKイミクルを起動するときに使用するキーを3つの中から選択します。

  ※［使用する］を選択するとATOKイミクルが常駐し、［使用しない］を選択するとATOKイミクルの常駐が解除されます。

*1 ATOK Passport[プレミアム]の場合に有効です。それ以外の場合は選択できません。

*2 機能を利用する場合は、インターネット接続環境が必要です。

*3 機能を利用する場合は、ATOKクラウドサービスの初期設定が必要です。

わたしの辞書プラス

ATOKわたしの辞書プラス機能について設定します。

• ATOKわたしの辞書プラスを使用しますか？

  よく使用しているジャンルの言葉を、入力時の変換候補や推測変換の候補として追加するサービスを使用するかしないかを選択します。
  使用する場合は、よく使用するジャンルを選択します。

  ※［ATOKのおすすめジャンル通知を受け取る］をオンにすると、ATOKが入力傾向から推測して、ジャンルをおすすめします。
  おすすめするジャンルは、ATOKアトカラやATOKからのメッセージで通知されます。
  ※★マークの付いたジャンルは、ATOK Passport[プレミアム]をご利用の方向けのジャンルです。